2013年9月12日木曜日

アバード来日中止!


こんにちは!
日本に戻り現実の世界での仕事はじめ。
突然サントリーホールから一本の電話がはいりました。
11月に来日予定だったクラウディアアッバードとルッツエルン祝祭管弦楽団の来日が急遽体調不良との理由で全ての公演が中止となったのです。
チケットを購入していた私にも連絡あって払戻の依頼。
アッバードの体調を心配したのがやっぱり現実になってしまいました。とても残念ですが、なんとか回復され来年の夏のコンサートに元気な姿を見せて欲しいものです!
先週にウィーンの演奏家からきいたのはイタリアのマエストロ、リカルドムッティが公演を突然キャンセルしたとのこと。元気だった大指揮者も次々老いと病気で倒れるのは本当に哀しい限りですね!日本に戻り留守中の新聞の中に小澤征爾が松本でのサイトウキネンで復活!との記事を見ました。
指揮は様々なスタイルとともに様々なリハーサルやゲネプロと本番、体力と精神力がとても要求されて余程体力に自信がないと乗り切れません。
私のような指揮歴10代、でも歳はもうすぐ70歳になろうとするものには本番が迫ってくると先ずは体力大丈夫かな?と不安になります。本番は2時間位の演奏時間ですが、その本番直前にいわゆるゲネプロ(ヨーロッパではドレスリハーサルという当日の総練習というか総点検)を約2時間近くやります。そして、私と国立シンフォニカーの場合は、前日前々日と2日間かけて曲を仕上げていくのです!プログラムの曲全部とアンコール曲を初めてオーケストラと一緒に創り上げると言えばかっこいいのですが、私の場合は、格闘し、もがき苦しんでしまいます!
オーケストラとのコミュニケーション、信頼関係、音楽への情熱が一つにならないと良い音楽への到達は無理なんだと思います。
この続きは次に。
宮城敬雄